呉市から、地域復興に貢献
【呉】総合リサイクルのこっこー(本社=広島県呉市、槙岡達也社長)は2018年7月の西日本豪雨災害で発生した災害廃棄物の受入管理・処理業務を呉市から受託し、資源循環事業で培った技術や保有する設備を生かし、また地元を中心とした企業の協力も得て、地域復興に貢献している。
18年7月の災害発生後、呉市からの要請を受け、ボランティアとして災害廃棄物の受け入れを開始、呉市広多賀谷の災害廃棄物仮置場で可燃物と不燃物の選別作業等を行った。夏の暑さの中、土砂まみれの家具や衣類・家電・畳などが多く含まれる廃棄物の選別作業を槙岡社長は「終わりの見えない作業で、衛生的にも厳しいものだった」と振り返る。
12月末には呉市から処理業務全般を受託。1月から移動式の破砕機や重機を導入したことで、作業効率は大きく改善した。
19年12月までに推定の約13万㌧の災害廃棄物を処理する計画。「安全第一で処理を完了し、地域復興の力になりたい」(槙岡社長)考えだ。
[2019.06.07] 日刊産業新聞 掲載