_リサイクル業のこっこー(呉市)は、廃食油などバイオマス由来の「リニューアブルディーゼル(RD)燃料」をフォークリフトに導入した。燃焼しても二酸化炭素(Co2)を実質的に排出しない燃料で、脱炭素化を進める。
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_本社敷地内の呉リサイクルセンターで、鉄スクラップなどを運搬するフォークリフト1台に使用している。Co2排出量を年間約3トン削減できる見込み。脱炭素化を率先する指定を自動車メーカーや製鉄会社などの顧客に示し、「安心して仕事を任せてもらいたい」とアピールする。
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_RD燃料の導入は、中四国地方では今井運送(廿日市市)に続き2社目。こっこーは7月に大手商社を通じフィンランドのメーカーから購入した。燃料費は従来の経由より高くなるが、槙岡達也社長は「コスト面を考慮しながら他の重機への導入もすすめていきたい」と話す。
【2022.08.23】中国新聞 掲載